図書館にまんが蔵書は今はあるのか、ないのか。
まんが喫茶が町に広まって、しばらく経つ。
僕が子供の頃は、まんがが沢山ある友達の家には、ゲームもたくさんあって羨ましかった。その頃には、近所にまんが喫茶は知る限りなかった。定食屋には、その頃からまんがが置いてあった。
まんが喫茶は、1970~80年代に名古屋市でブームとなったのが始まりと言われている。うちの近所にできたのは2000年以降だと思う。
僕が子供の頃には、今よりもさらにまんがは娯楽の意味合いが強かった。図書館には、わずかに手塚治虫の火の鳥を置くか、置かないかぐらいの話があったくらいだった。
その後、まんがはものすごく売れた。全体的に出版不況と言われている中で、まんが出版物の売れ行きはまだマシだったということのようだ。ブックオフのように中古市場も発達し、シリーズもので何千万部も売れるという現象も起こった。
一時期、日本のクールなカルチャーとして、まんがを評価する機運が高まった。その後、どうなったのか。数十年の疑問として残っている、図書館にはなぜまんががないのか、という疑問は解消されているか。
まだ、ちゃんと調べてない。
けど、図書館にまんががあまりない理由は、予算がないこと、スペースがないこと、本の耐久性が低いことなどが理由にあげられるようだ。文化的な価値については、理解は得られているようだ。
仮に、まんが喫茶基準で考えると2〜3万冊で、1冊500円として1,000万円〜1,500万円と毎年の新着更新費用。低めの棚に並べたとして、2m×2mのスペースに1,200冊。60〜100㎡の蔵書スペースと閲覧席が同等か倍ぐらいで200〜300㎡必要になる。
ちなみに、まんが喫茶の開業資金は4,000〜5,000万円ぐらいらしいです。ググったら横浜市の中央図書館・地域図書館16館を合わせた年度の予算が15億円ぐらいなので、公共サービスとして入館料などを取れないと考えるとやっぱり予算の問題かなと思える。
いやいや、でも図書館行ってみたら案外まんがも置いてるかもしれませんよ…。スペース付きで寄贈する偉人は、今後現れるでしょうか?
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