劇場版過去作『エウレカセブン ポケ虹』を観て、スター・システムによって引き出されるエウレカの魅力を知った!
劇場版3部作『エウレカセブン ハイエボリューション1』が公開中です。すでに観た人の評価は、すごく良い部分と退屈な部分があるとの評価のようです。僕はまだ観ていませんが、楽しみにしています。
熱心なファンの方は、すでに未曾有の大災害「サマー・オブ・ラブ」とか聞いても変なネーミングセンスだとは思わないようです。
「サマー・オブ・ラブ = 愛の夏」って…などと言っていてはこの作品はきちんと理解できていません。その辺は、アニメ版『エウレカセブン』と『エウレカセブンAO』の全見によって僕は学習しました。
そして、新作『ハイエボリューション1』を観る前に、せっかくなので2009年の劇場作品『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』も観ることにしました。
劇場版過去作は『ポケ虹』だけなので、ガンダムやエヴァンゲリヲンに比べて格段に追いつきやすいです。
『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』通称『ポケ虹』は、アニメ版と同じ世界観の中で、登場するキャラクターが役割を変えてストーリーを進める《スター・システム》が採用されています。
ちなみに、スター・システムはアニメーション・漫画に限らず、映画やスポーツ、演劇、ゲームの世界で採用されるプロモーションにおける一般的な用語です。
それぞれの分野で使われ方が異なり、元々は映画などで人気俳優を、反復的・大規模な広告により意図的に作り出すシステムです。漫画の分野に持ち込んだのは、なんと手塚治虫だそうです。
アニメの世界では、同じキャラクターが異なった役割でストーリーを演じることで、より世界観に愛着が湧いてきます。
近頃では、声優業界もこのスター・システムに近いものがあるかも知れません。
説明が長くなりましたが、『エウレカセブン』の魅力の一つとしてキャラクターが立っていることが挙げられます。特に、ヒロイン・エウレカはファンの心を引きつけて止みません。
『ポケ虹』ではそのエウレカの幼女バージョン・成人エロバージョンが登場します!
ストーリーについては、アニメ版とかなり違う形でエウレカ、レントン、アネモネ、ドミニク(先生)、ホランド、月光号の面々、3賢人(ネーミングは違う)、デューイ(ロリコン)が登場します。
そして、世界の覇権を握るのは人民解放軍だそうです。相変わらず、際どく攻めます!
アニメ版『エウレカセブン』とは少し掛け合いが違いますが、『ポケ虹』ではねっとりとした困ったちゃんエウレカと、自分でそれらしいことを言って納得してしまうレントン(ばか)の掛け合いがとても面白いです。
そして、スピード感のあるロボットバトルも健在です。
エウレカファンに向けたスター・システムを使ったご褒美映画といった趣(おもむき)のある作品に仕上がっています。
この作品のネットの評価を見ても、そこまで観た方がいい作品だとは思いませんでしたが、見終わった後の満足度はそれなりに高かったです。
これは、『ハイエボリューション』にも期待していいかも?ハイエボ1がダメでも、3部作なので来年、再来年はさらに盛り上がるかも…!?
エウレカにハマって、これまでおよそ40時間(アニメ×2、映画×1)。皆さんにもすぐに追いつけて、楽しい趣味になりますよ。
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