神鋼不動産が神戸製鋼所の子会社だったことに驚き!文京区の完売済みマンションの建築確認取り消し訴訟の行方は?
神戸製鋼で発覚したアルミ製品・鋼線・鋼管などでの性能データの不正問題が世界に波紋を広げているようです。各国のメディアでも主に自動車部品として、航空機の部品として利用されていたことを取り上げてニュース報道しています。
とばっちりで三菱自動車やエアバックのタカタとともに過去の不正で叩かれていて、自動車産業に波紋を広げたい思惑が感じられます。
そんな中、僕が注目したのは神戸製鋼所が全額出資子会社である神鋼不動産を売却するというニュース。
神戸製鋼所は不動産事業の子会社を売却する方針を固めた。神鋼は2017年3月期まで2期連続の最終赤字と業績が低迷し、アルミ製部材の品質データ改ざん問題を受け収益力が低下するリスクもある。資産リストラで財務基盤のテコ入れを急ぐ。
全額出資子会社である神鋼不動産(神戸市)の株式を売却する。同社はマンションや戸建て住宅の賃貸や分譲が主力で、不動産の資産規模は900億円程度のもよう。
神鋼不動産ってどこかで聞いたことがあるなと思ったら出てきました!このニュース。
東京都文京区で建設中の大型マンションの建築確認が、都建築審査会の裁決によって完成直前に取り消され、半年以上工事がストップしている。審査を請求した周辺住民は「住民の疑問に応えず工事を急いだ結果だ」と業者側の対応を批判。これに対し、建築主2社は5月、裁決の取り消しを求める行政訴訟を東京地裁に起こした。紛争解決の糸口は見えず、建築の可否は司法の判断に委ねられる。30日に第1回口頭弁論が開かれ、都側は全面的に争う見込み。
完成間近のマンションの建築確認が取り消されるという非常に珍しい事例として記憶にありました。昨年6月より東京都とディベロッパーの間で訴訟が行われています。
文京区の住民が圧力をかけたに違いないと内心思っていましたが、こういった状況になると俄然、東京都側に気持ちが傾きます。
なお、神戸製鋼所は不動産事業の売却について方針を固めた事実はないとのコメントをしています。
まだまだ行方の見逃せないマンションとなりそうです。
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