「自鯖風(自宅サーバー風)」が自分にとってのツボだった件|wimax と mac で webサーバー
次のチャレンジとして、サーバーとの連携を図ったアプリ の開発を決めました。
ところが連携サーバーを、自宅サーバーにしたいなどと思ったのが、間違いと苦労の始まりでした。サーバーのセットアップで時間をとってしまい、前回の記事では「レンタルサーバーでいいじゃん」などと、やや腐っていました。
ですが、ついに自宅サーバーとレンタルサーバーのハイブリッドである「自鯖風(自宅サーバー風)」の境地にたどり着いたので、その辺のお話をしたいと思います。
私は「自鯖風」を次のような物として定義しています。
『自宅サーバーからレンタルサーバーまでVPN接続して、レンタルサーバー経由でインターネット接続するサーバー。IPアドレスがプロバイダから割当られたものでなく、レンタルサーバーのもので表示される。』
自宅から直接インターネットに通じるのがベストですが、自鯖風では、自宅からレンタルサーバーまではインターネット上の1対1の暗号通信であるVPN(ヴァーチャル・プライベート・ネットワーク)接続で接続します。仮想的に自宅のサーバーをレンタルサーバーの延長として扱うのです。というわけで、自宅サーバー風と呼んでいます。
「自鯖風」では普通のレンタルサーバーに比べて、開発データを手元におけるメリットがあります。(心配のし過ぎですが…)
ちなみにメイケロの自宅カフェの接続環境は以下のようになります。
1)自宅webサーバー風 Mac mini
Wimaxでも固定IPを振り出していたり、 NTTコミュニケーションズなどからも固定IPのオプションがありますが、その中で上記の例だとWimax +1,080円(インターリンク固定IP)で実現できるので比較的安くすみます。(↓広告)
インターネットは誰でも簡単に接続できるというイメージですが、それは閲覧することが容易にできるのであって、自分からサーバーなどでサービスをしようとすると本来は(申請などが)大変です。
まず、固定IPアドレスを申請によって取得するのですが、世界のIP管理組織はもちろん、日本のIP管理組織でも対応が難しく、その下の登録組織であるところのプロバイダに申請することになります。
プロバイダから発行されたグローバルIPは、必ずしもアップロードには優れたものでない場合もあります。とりあえずIPアドレスが変更されないだけのものである場合もあるようです。また、プロバイダでおかしな通信を遮断する機能がある場合もあります。
もし、あなたが自宅サーバーを立ち上げようとしていて、インターネットにも接続できるし、pingも通るのにホームページが見れないという状態になったら、すでにインターネット上にあるサーバーにVPN接続を試みてみることをお勧めします。
筑波大学では実験的にプロバイダのファイアウォールを回避できるVPN接続を試せるサーバー群(VPN Gate 筑波大学による公開 VPN 中継サーバープロジェクト)を用意しているので便利です。
また、インターリンク社では2ヶ月無料でグローバルIPを試すことができます。メイケロの自宅カフェではこれで接続が可能でした。
この会社では固定IP付きSimとかいうものも出していますが、そちらについては試したことがないので、どなたか人柱お願いします。
そんなこんなで、サーバー環境が整いました。自鯖構想で1週間浪費しました。
自鯖風(笑)
読んでくれてありがとうございます。よかったら読者登録をお願いします。