モノを持たない新しい暮らしに必要なもの。寝袋生活3日目。
退職金+αで2013年に購入したマンションを引き払って、新しい場所で、新しい生活を始める事にした。これまでの家具や荷物は、実家に置いてきたので、手元にあるのは寝袋と少しの着替えとノートパソコンなどで、旅行の荷物とほぼ変わらない。
ホームレス…と言いたいところだけど、仮宿を確保したので、ホームレスではない。仮宿に家具や家電が無くて、フローリングに寝袋で寝ているから少し硬さを感じるだけだ。硬いが、一度眠れば、よく眠れた。
寝袋から目覚めた引越し2日目。ニトリに布団を買いに行った。布団6点セット、夏冬9点セットがそれぞれ6,000円、1万円といったところで、安くて感動した。配達に3日ぐらいはかかるとの事だったので、その日は1980円のカーテンだけ買って帰ってきた。
それから、前の家の荷物を持ってくるか。持ってくるなら何を持ってくるか。「旅するような荷物で生活する人」に必要な物ってなんだろうと考えながら過ごした。流行(はやり)のモノを持たない生活に乗るのだ。その、旅するような生活者目線での家について思うことをこの記事ではメモしている。
まず、この仮宿にはトイレ・キッチン・風呂・洗面所があったので、とりあえず、電気とガスと水道を使えるようにした。その後、前の家の物を何を持ち込むか考えたが、1つ持って来る事に決めたら、全部持ってきて、同じ生活になるような気がしたので、「手荷物以外は現地調達」というルールを決めた。
まず、絶対いるなと思っているのが冷蔵庫と洗濯機だった。1人暮らし用のものは安くて、冷蔵庫と洗濯機を合わせても5万円でお釣りがくる。ただ、処分を考えると勿体無いので、今回は冷蔵庫と洗濯機をレンタルで間に合わせる事にした。月額2500円。以前の家電を持ち込まない決意でもある。
次に気になったのが、やはり布団だった。フローリングに寝袋では硬い。とは言え、寝られないわけではない。寝ている時間以外も、座布団とかソファとか必要なら、いっそニトリの「ソファになるマットレス」が良い気がしてきたので、布団を差し置いて購入してしまった。夏だし、当面この上に寝袋を敷けば1日中過ごせる。9800円。
生活スペースで必要なものとして意外だったのが、上着を掛けとくクローゼットの棒が欲しかった事。下着やタオルなどの小物は手持ちのカバンと、屋外の洗濯竿で間に合うように感じた。シャツなどを掛けておける場所がないとちょっとつらい。
最後に、個人的に絶対必要なのが、作業スペース周りの環境だった。テーブルとワーキングチェアとライトとプリンタ。これらも以前の物を持ってくる誘惑が強かった。
考え続けるうちに、もしかしたらシェアオフィス を借りれば全て解決するのかもしれないと思った。喫茶店ではプリンタがないから、シェアオフィスを借りるための、個人的に合理的な理由ができてしまった。こちらはそれなりに費用がかかるので考え中。最安でプリンタを使えるサービスを誰か提供してほしい。
以上、1人暮らし用の家具は安くて、全部買っても20万円もいかないぐらいだけど、後々不要になることを考えたら、不動産屋は家電レンタル事業者との提携をもっと深めても良い気がした。最低限必要な家電は少ないし(冷蔵庫・洗濯機+テレビ+電子レンジなど)、家と掃除を分けて、専門業者が家電を綺麗にして納品すれば、簡単にサービスアパートメントのようなしつらえが実現できると思う。
「旅をしながら暮らす人」よりも「旅しないで暮らす人」の方が、生活コストを抑えられるのは明らかだけど、僕は、流行にのろうかと努力している。とりあえず、仮宿以外は、カーテンとマットレスの購入。冷蔵庫と洗濯機のレンタル。小物購入。など2万円の初期費用と月額2500円のレンタル費で新しい生活を始めることができた。
新しい生活に関してはこれでおしまいです。今後ブログは、前の家のリフォームの話題に戻ります。
読んでくれてありがとうございます。