2D・3Dキャラクターがヌルヌル動くテクノロジー『Live2D』『mixamo』に関するメモ
ツイッターやpixivなどのSNSで自分で描いたイラストをアップする人をよく見ます。かなり上手いです。
その一方で「アニメーションは儲からない」と言われているため、イラストレーターはアニメーション作成を敬遠し、アニメーターとは住み分けがなされているようです。
ただ、ゲームやストーリーなどでイラストレーターの描いた絵が動くところを観たいという要望はあり、また、厳しい予算の中で実現するために、イラストや3Dモデルを簡単にアニメーションにするテクノロジーが発展してきています。
僕は普段あまり縁が無く、忘れそうなので、メモ書き程度に残しておきたいと思います。
イラストをアニメーションにする『Live2D』
『Live2D』はフォトショップでパーツに分けて描かれたイラストや、1枚絵に対して、メッシュや曲線で補完することでなめらかに動くように見えるアニメーションを出力するソフトウェアです。基本無料(売上1000万円以下、個人など)。イラストから3次元対応のイラストアニメーションを制作できます。
『Live2D』で作ったアニメーション作品とそのメイキング動画
3Dモデルを自在に動かす『mixamo』
フォトショップやイラストレーターで有名なAdobeでは『Mixamo』というソフトを体験することができます。
これは、3Dアニメーションを「キャラクター」と「アニメーション(モーション)」というアセットに分けて、価値のあるものとして取り扱っています。
アニメーション(モーション)は関節とその繋がりで表現できるので、キャラクターの骨組みに当てはめることで、新しく作ったキャラクターがアセットのモーションと同じ動きができるようになるというわけです。
作ったアニメーションはデータ出力して、ゲーム制作などで有名なUnityにデータとして取り込むこともできるようです。
つまり、キャラクターの3Dモデルさえ作ってしまえば、どんなキャラクターでも同じような動きができるようになるのです。
3Dグラフィックを粘土のように生み出す『ZBrush』
3Dキャラクターの作り込みには、『ZBrush』のように、3次元上の点の位置を指定してあげなくても感覚的に造形する事の出来るソフトがあるようです。粘土のように伸ばしたり、ちぎったりして、複雑な人体や生物の3Dモデルを作成します。
まとめ
以上のように、イラストから簡単にアニメーションを作成できるソフトウェアが発達してきています。いずれのソフトウェアでもある程度、美術的な素養が必要とされます。オールドタイプのプログラマーでは手に余り、かといってイラストレーターからは敬遠される、新たな人材の求められる職種が誕生しつつある分野といっていいと思います。
多分、こういったテクノロジーをみてやってみたいと思ったら、恐らくそれは最先端です。教わるという姿勢より、自分で考えて進めるという姿勢でないと作品は完成しないでしょう。
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