レイングッズの話(その2)|自転車乗りは傘をささずに、蓑(雨ガッパ)を着るべき。江戸基準で。
2016年に公開された映画『殿、利息でござる!』でこんな話が出てきます。
「村の代表である肝入(庄屋)や旦那衆(町人)には雨の時に雨傘をさすことが許されていませんでした…」
「(傘をさすことが許されている大肝入(大庄屋)に向けて)傘がさせるということが、そんなに偉いのか!あなたは、お上と民のどちらを向いて仕事をしているんだ。」
江戸時代には、武士がカサに紙を貼る副業をしていたという話がよく出てきます。
映画『殿、利息でござる!』に出てくるように、ある程度、身分が高い人しか傘をさすことができなかったということだと、雨傘を作る内職の捉え方も少し違ってくるのではないでしょうか。
つまり、本当に食うに困って働くというよりは、お金持ち相手に気にいる物を作って副収入を得たいというような、現代の副業に近いようなものかなと思いました。
少し話が飛びますが、馬に乗る人は危ないので傘より蓑の方が良いと思いました。現代で言えばバイクに乗りながら、傘をさす人がいないように。
そんな基準で考えると、自転車の傘さし運転はちょっと傘の歴史的にNGではないかと思います。自転車民は蓑(雨ガッパ)を着るべき。
なんかまとまらなかった。
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