SAN値(サンチ)→TRPG→クトゥルフ神話と調べていったら、トンデモない闇を見た…
今朝、わかくさモノ造り工房さんのホームページでSAN値(さんち)という概念を知ってしまった。
わかくさモノ造り工房では、にーちの趣味ぶろさんのキャラクターとSAN値の解説を引用する形で、メンタル面の健全性を表すSAN値というパラメーターを上手く説明していた。
ドラクエやファイナルファンタジーなどでよくあるHP(ヒットポイント)やMP(マジックポイント)のように、SAN値(さんち)は クトゥルフ神話TRPGというゲームで使われる正気度を表すパラメーターが広まったモノらしい。
恐怖に遭遇し、パニックに陥るとSAN値が激減し、SAN値がゼロになるとそのプレイヤーは(社会的に)リタイヤ状態となる。また、SAN値が低い状態では、SAN値の回復も難しいという悪循環に陥る性質がある。
なお、恐怖を目の当たりにして、SAN値が激減して回復不能に陥ることをSAN値直葬(さんちちょくそう)とも言うらしい。
さて次に、TRPGとは何か。日本ではテレビゲームが一般的だが、世界ではオセロや将棋などの紙ベースのゲームが進化して、TRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム)として結実している。TRPGでは、ゲーム機を使わず、ルールブック・紙・鉛筆・サイコロと会話などでゲームを進める。
クトゥルフ神話TRPGは、明治・大正・第二次大戦前ぐらいの時代を生きたアメリカのハワード・フィリップス・ラヴクラフトという作家から派生したクトゥルフ神話をモチーフにしたゲームである。
クトゥルフ神話は、太古の地球を支配した異形のものども(旧支配者)と人が狂気のはざまで出会う物語の体系である。現実と科学、神話やホラーが混ざりあった宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)を志向している。
僕はクトゥルフ神話にはあまり馴染みがないが、SFのモチーフとしてはかなり有名なようだ。
よく知られた作品でも、デジモンアドベンチャー02の十三話「ダゴモンの叫び声」でヒカリが飛ばされるデジモンワールドでも現実でもない謎の空間。冨樫義博の漫画レベルEの登場人物名やモチーフ。ゲームの女神転生やロマンシング・サガ3の「いけにえの穴」など。さらに、懐かしのネクロスの要塞チョコなどがクトゥルフ神話を参照しているようだ。(出典:クトゥルフ神話研究会著『恐怖と狂気のクトゥルフ神話』→Kindle Unlimitedで読み放題でした)
原典は難しくても、モチーフとした作品ならそれなりに楽しめそうだ。
僕の受けた感覚としては、SAN値・TRPG・クトゥルフ神話はFortran(プログラミング言語)ぐらい、その世界では認知度が高いもののようだ。
近年では、ラノベや同人誌・萌絵などにもその展開を広げている。新しい創作の世界を作り出す時、何かの参考になるかもしれない。
・代わりに謝ってくれる?インストールしたら楽しいiOSアプリの土下座ゲーム。ベスト2選をレビュー!
・スマホゲー「グランブルーファンタジー」のギャル語シナリオがあまりに面白かったので、文字起こししました!(8千文字)
>>サイトマップに戻る
読んでくれてありがとうございます。よかったら読者登録をお願いします。