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劇場版『エウレカセブン ハイエボリューション1』を観てきたので感想。レントンのばかは陰謀の副産物だった?

 

先週末の連休中に2017年劇場版『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』を観てきました。2018年・2019年公開と3作続くシリーズの1作目です。

 

さて、このブログでは『エウレカセブン』という作品の面白さを色々な種類のばかを表現した主人公・レントンと、色々な種類の可愛らしさを表現したヒロイン・エウレカの物語と捉えています。

 

2005年にアニメが公開されたアニメの新たな劇場版ではどんな主人公たちが観られるのでしょうか?

 

今回の舞台は、アニメ版のパラレルワールドといった世界で、若干設定が異なります。シリーズ3作の1作目として主人公・レントンの人物像と背景がよく描かれています。

 

とにかく突っ走る性格のレントンですが、今回は知能はやや高めに感じられます。レントンは、確認せずに相手のために良かれと思ってやったことでかえって危機に陥れてしまうばか。英雄が政府によって作られたこと(大人の事情)を知らず、使命感で踏み込んでいくばか(子供の世界の英雄)として描かれています。

 

これまでの性格に起因するばかさよりもやや大人向けになっています。

 

主人公が14歳の子供として描かれている一方で、大人の世界の話として、実の父親で英雄アドロック・サーストンがどんな人物であったか。養父チャールズ・ビームスが(大人の事情)を知りつつも、レントンや妻のレイ・ビームスの気持ちや意思を汲み取ってフォローしていく姿は、子供のばかが成長にとって重要なものだと考えていることを感じさせます。

 

チャールズ・ビームスレントンとの会話では大人の事情と子供の気持ち、そのズレと擦りよせたい気持ちが共に表れてくる非常に印象的な場面となっています。

 

世界を動かす子供のばかが成長や教育や出会いによってどのように変わっていくのか、変わらないのか、今後の2作品が非常に楽しみです。

 

その一方で、ヒロインの可愛らしさはテーマから外れてしまっているようで、髪飾りが変わったり、服装が変わったり程度の見せ方なので、その点作品としてのアニメ版のファンの方には物足りないところがあるかもしれません。

 

(その辺りを補うためのファンアイテムの販売や来場ノベルティは充実していましたが。。)

 

この作品は、大人の視点で見るか、子供の視点で見るかによって評価が異なると思います。また、テレビ版の再構成部分も多いので、ビジュアル的なものはやや物足りなく感じる部分があると思います。

 

さらに、アニメ版・漫画版を通して初めて人物像が描かれた英雄アドロック・サーストンが、非常にレントン父親らしい人物で好感が持てます。声はガンダムアムロの人です。世界秩序の再構成の要因となったサマー・オブ・ラブやアゲハ構想の立案者としてとても説得力のある人物です。

 

放映開始4週間で劇場公開が終わってしまう映画館も多いので、ノベルティーが欲しい方はお早めに。その他、アニメ版のファンの方や、映像でばかを描く試みに興味のある方にはぜひオススメです。

 

(ばかばか言って気を悪くされた方、スミマセン。ボキャブラリーが足りませんでした。漫画版・小説版の感想記事を今後アップしますが、そこでもばかばか言ってしまいそうです。ごめんなさい。)

 

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