一応、ビデオでも『君の名は。』を見ました。やっぱり、名作だね。
新海誠監督のアニメ映画『君の名は。』の公開から1年。DVDが販売・レンタル開始になったようです。映画館で2回ぐらい見たけど、GEOで見つけてつい借りてしまいました。
見るたびに違う場所でグッとくるアニメです。もうそろそろ、ネタバレという時期でもないので、個人的に気に入ったところを書いてみたいと思います。
今回観て良かったのが、今更ですが、町の危機を救うために三葉・テッシー・さやちんの高校生3人が犯罪行為に走る時の気持ちの揺れがうまく表現できていたところでした。
三葉は自分が夢の中で見たことを、薄れていく滝くんの記憶とともに徐々に信じられなくなって、自分のすることにブレーキがかかる感じ。妹の友達に避難を呼びかけて、妹から「変だよ。」って言われる、自分の行動に違和感のある感じ。滝くんが入った三葉になんとなく周りのみんなが気づいているような感覚。事が進んでいく中で増え続ける何か違うという小さなエピソードの積み重ねが、クライマックスに向けてよく演出されていると3度目にしてようやく気がつきました。
今回は、映画の最大の山場での細かな描写を楽しめたのがとても良かったです。なお、テッシーが滝くんが入った状態で壊した自転車について、三葉が「自転車を壊してごめん。」ということに対して、「お前が壊した?」みたいなやや事情通な感じで聞き返すところが今回お気に入りシーンでした。
ちなみに、これまでに劇場で観たときの感想は、1)おっぱいモミモミ、2)秒速5センチメートルのラスト、3)背景がとても綺麗、4)出会う前に会ってみた、5)口噛み酒などだったので、今回の鑑賞はとても新鮮でした。名作の作り込みすごいです。
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