ぼろマンション管理の問題点について(その2)土地の持分が入れ替わってる???
ついに、ウチのぼろマンションの深淵をのぞいてしまったかも知れません…(本当に怖いお話です。苦手な人はブラウザバック推奨です。)
当マンションの場合、建物の登記と土地の登記を別にする事が多いです。自分の土地の登記簿に、他の区分所有権を持つ人の共有持分が記載されているのですが、オーナー住居に住むと言われている人の持分がやたらと小さく、本当にそんな部屋があるのかと不思議に思っていました。
外観から見ると、左右対称で、もう片方のオーナー住戸(プレミアム住戸)はそれなりの大きさの共有持分になっていました。「おかしいな〜。おかしいな〜。」と思って、チラシの裏に間取りを描いて、この人は共有持分がこのくらいだから、ここのはず。ポストを見て、部屋番号がここだから間違いない。この人は賃貸に出しているなどパズルを当てはめていきました。
終盤、オフィス・店舗部分の区分けがよく分からなかったので、一部の部屋の登記簿を止むを得ず取得して、調べました。
最終的に分かった事は、過去に、いくつか部屋を持つ分譲オーナーの1室を取得した会社が土地部分を登記せず、さらに2室を追加で取得し、部屋3室と共有持分2つを手に入れたのです。
程なくその企業は破綻してしまいました。そうすると別の2人が、隣同士の2部屋と共有持分1つ。オーナー住居1つと一番小さな共有持分1つ。の2つのセットをそれぞれが入手しました。
なんという事でしょう!こうして、部屋の広さと共有持分がおかしな事になっている2人の区分所有者と、もともとたくさん部屋を持っていて、少しぐらい共有区分が多くても気にならない元分譲オーナーが誕生してしまったのです。
こんな事も、管理規約で部屋の持分と土地の持分を分割して販売してはならない、とか文言があれば防げたかも知れませんが、今となってはもう手遅れです。登記簿を見て、なんとなく変なマンションだなと思って買い手が離れていき、相場は下がる一方です。
本当に恐ろしいぼろマンション管理の問題点でした。あぁ、、、売りたい(涙)