メイケロのブログ

メイケロの自宅カフェ

自宅オフィスをカフェに改装しようとたくらむブログ

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【移転010】地元学習塾の女子中学生の遊びが、芸者遊っぽくて洗練されていると思った件

 

 脱サラして地元に戻ってきてすぐの頃、地元で大手の学習塾でアルバイトをしていたことがあります。中学生に数学と理科を教えていました。  

 

 地元の中学生は基本的に、男子も女子もはしゃぎまわっていましたが、結構勉強にも真剣に取り組んでいました。その中で、女子中学生が、面白い遊びをしていたのでご紹介したいと思います。

 

 この遊びは、2人でじゃんけんをして、負けたほうが、床の30センチ角のタイルの幅の分だけ徐々に足を広げていって、倒れて手をついたり、もう開けなくなったほうが負けというシンプルなものです。

 

 僕は、これは数学の破産問題だな、面白いなと注意深く見守りました。破産問題とは、確率の問題でスタート地点から負ける度に一歩ずつスタート地点から離れていって(勝つとスタート地点に一歩戻って)、負け続けて一定のラインに達するとゲームが終了するというものです。よく、株価の動きに例えられたりします。

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 女子中学生達の遊びは、負けのみが意味を持ち、負けた方はどんどん足を開いていって、自分の柔軟性やバランス感覚の限界に達して倒れてしまうと負けになるものでした。数学的に、なかなか興味深い事象でした。

 

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 その後のある日、コンビニで立ち読みをしている時に、この”足開きゲーム”がお座敷遊びでよくある”おひらきさん”という名前のゲームだということを知りました。芸者さんのお座敷遊びで、同じくジャンケンをして足を開いていって、(お酒も入った中で)バランス感覚を競い合うのです。

 

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 子供の遊びに混じって、伝統的な風流な遊びが顔を出すところが大変面白いと、ふたたび感動しました。

 

 あまり知られていませんが、私の地元には京の花街を思わせる歓楽街が残っています。日常の中に、少しづつ芸者の文化が息づいているところが、農業による食文化だけではない地元の魅力かもなぁと思った出来事でした。

 

 

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