偶然ググった塾のホームページで、中1の正負の数の教え方に”目まい”がした話
グーグル検索中に偶然出会ったホームページに書かれていた、中学一年生の正負の足し算の解説に”目まい”がしたので小ネタとして提供します。
引用です。
”負の数”の計算では、
「マイナスの足し算」に
悩む生徒が多いのです。
(中略…)
マイナスは、”反対”の意味なので、
マイナスを足すと、減るんです。
なるほど、確かにマイナスの計算は、中学1年生が、つまづきやすい部分です。そして、ここまでの解説は良かったのですが、この後に書いてある「じゃま者のたとえ」が衝撃的でした。
「マイナスを加える」って
現実世界ならどういうこと?
そう思った中1生もいるでしょう。
ドラクエなどのゲームは
好きですか。それならこんなたとえ話を。
物語の途中で、
「仲間が加わる」ことが
ありますよね。
でも、たまに、
役に立たない仲間もいる。
そういう仲間は
「じゃまもの」です。
いてもプラスにならない。
マイナスの仲間です。
ですから、「じゃま者」を加えると、
チームは弱くなる。力が減る。
”負の数”とはそういうもの。
普通、仲間を減らすと
チームは弱くなります。(引く=減らす)
しかし、「じゃま者」は違います。
じゃま者は、チームに迷惑をかけているので、
引くことで、(=帰ってもらう)
チームは強くなります。
じゃま者を引き、取り除けば、
チームの力は増えるのです。
という感じで、中学生に対して排他的な行動を正当化するばかりでなく、ゲームに対するネガティブなレッテル(通常のゲームでは、仲間が増えてもデメリットはないシステムが多い。保持枠が決まっているぐらい。)を貼ったりしながら、教えているのでした。
なんだか、すごく弊害の大きな解説だなと”目まい”がしました。あまり意見を述べるブログでもないので、小話までに。ゲーム業界の人は反論した方がいいと思う。あるいは、デメリットを追求したゲームを作るのも現代的かもしれません。
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