考えれば考えるほど分からない、安くて優秀な外国人に仕事でどう立ち向かうかという問題
4〜5人の規模の会社のスタートアップを考えると、オフィスの賃料が月額15万円ぐらいで、年間180 万円。人件費が一人400万円としても、5人で2,000万円になってしまう。何が言いたいかというと、日本で起業するなら人件費が最大の支出になるという事。
仮に、人生をかけた大勝負に勝って、5,000万円を確保しても、起業してすぐに売上が立たなければ、3年を待たずに資金が底をついてしまう。仮にゲーム会社だったとしたら、ヒット作が出る前に資金が底をつく可能性は非常に高い。
唐突だが、自分以外の人が年収50万円ぐらいで働いてくれたら良いのにと思わずにいられない。もし、自分が年収400万円で、他の4人が年収50万円だったら、年間で人件費は600万円。オフィスを入れても年800万円ぐらいの支出で済むだろう。大勝負で得た5,000万円が6年も持つ。
そんな考えで広がったお金で、アジアの国々が発展してきたであろう事は想像に難くない。
さて僕は、人生を賭けた大勝負で5,000万円を得た経験はないので、考えを雇われる側に変えてみよう。年収が500万円だとすると、年収50万円の東アジア人10人分の仕事と競争になるかも知れない。ゲーム会社で10人分働けたら、一人で完成品を仕上げられそうだ。
どうやって、10人分働くか?よく聞く、大人気のランチェスター戦略では、成果は能力に比例して、仕事時間の2乗に比例するらしい。
(成果)=(能力)×(仕事時間)^2
つまり、単純に人の2倍の時間働けば、4倍の仕事の成果が出るという事。これで、まずは4倍だけど、10倍には及ばない。人海戦術は偉大だ。
ならば、こちらも給与を半分にして、人を2人にしてみよう。そうすると、2人とも東アジア人の2倍働けば、合計で8倍の成果となる。これで、なんとか東アジア人と同等の成果が出そうになる。これが世界の最安だ!
なので、日本で起業するなら最低2人で死ぬ気で働くのが良いし、サラリーマンで給与半分で人の2倍働いて解雇されたら社長の頭がおかしい、という事になる。結論としては、安くて優秀な外国人とも渡り合えるという事になった!
余談ですが、仮定した年収50万円で(母国で)一生懸命に働いてくれる外国人は普通に存在します。日本に連れてきたら、年収250万円くらいになってしまうと思うので、移民の労働者の意義というのは自分にはよく分かりません。。賃金の上昇の抑制にはなるかも、、?
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