水道料一括請求方式のマンションは、トラブルのもとなので価値が低いという話
(友達の話なのだけど)水道料をマンション一括請求で契約しているマンションは、管理組合のトラブルに発展するかもしれないので、中古マンションを購入する時は検討項目に加えたいという話です。
なぜか?
マンション管理組合は区分所有者で構成される団体です。その一方、水道局から一括請求された水道料金は各住戸の居住者(占有者)に請求されます。対象が違うのですが、全住戸を対象にしているという共通点もあります。
もし、マンション管理組合が管理費と水道料の請求を同時に担当していたとすると、組合の役員であっても基本は素人なので、水道の専有部分の使用料(居住者に請求)と共用部分の使用料(所有者に請求)を間違えて居住者に請求する(これは気付かれにくい)とか。
分譲マンションで水道料を支払っている団体から管理費も合わせて請求されていたので支払っていたけど、実は、その団体が管理組合ではなく、マンション管理組合の活動に参加させてもらえない(所有者なのに賃貸居住者扱い)とか。
住戸部分でどこかの住戸で水を使いすぎた場合、全住戸で平均されて、自分の住戸の水道料も高くなってしまうとか。手続きが分からないのでと言われて、非居住時にも水道の基本料金を停止させてもらえない(水の使用量が少ない住戸が多いほど、他の人の料金が安くなるため)などといったことが起こります。
これらは、各住戸に水道局から個別に請求されるマンションでは起こらない問題です。
ちなみに、各住戸に水道料が個別に請求されるマンションは、自治体でマンション内の店舗の割合を制限していることもあり、雑居ビル化を防ぐ効果もあるので、良質な住環境が期待できると考えられます。
個人的にはマンションの水道料の請求方式に着目して、価値を観るのはこれまでやってこなかったので、マンション購入の際に調べることが可能でしたら、ぜひ検討項目に加えることをオススメしたいです。
また、会社員が馴染まない人は『所有者なのに賃貸居住者扱い』のマンション管理組合八分でマンションの追い出しを受ける事が予想されるので、戸建住宅を購入するのがよいでしょう。生きにくい世の中ですね。
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