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1円起業はダメ、ゼッタイ。起業と同じぐらい、廃業もお金がかかるという話

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東日本大震災のあった2011年から1〜2年後にもまだ、「1円起業」という言葉がありました。

 

昔あった有限会社300万円とか、株式会社1000万円といった最低資本金は2006年5月に施行された「会社法」により撤廃となり(最近ですね…!)、資本金1円でも会社が作れるようになったのです。インターネットビジネスと「1円起業」の目新しさも相まって、そういったタイトルの書籍が書店に多く並んでいました。

 

確かに、50万円とか100万円とか少額の資金で始められるビジネスがその頃は多くありました。ウェブサイトやアプリを作ったり、アフィリエイトせどりYouTubeもその頃登場して、まだ収益化されていませんでしたが、比較的少額で始めることができました。

 

今、世の中は新型コロナウィルス感染症の蔓延で、景気後退の様相です。今こそ、1円起業と考えている方がいらっしゃるかも知れませんが、絶対おすすめじゃないです。手元のお金で投資信託を買って、再就職を検討しましょう。(個人事業は良いと思います。)

 

なぜか?会社は商売をしなくてもお金がかかるものだからです。

 

一般的に株式会社での起業で30万円ぐらい。合同会社での起業で10万円ぐらい。印紙代や登録免許税などのお金がかかります。さらに赤字でも毎年7万円の法人住民税がかかり、廃業時には登録免許税と解散公告で8万円がかかってきます。そうすると、たとえ自宅で起業したとしても、たった数年赤字続きでも50〜100万円の税負担が発生します。

 

その上で、設備費・事務所費・人件費など、あったら良いなと思う費用がかかってくるのです。

 

そう考えていくと、古くからある300万円や1000万円といった資本金は、決して多すぎる金額ではない事がわかります。少なくとも、起業に使うお金を、厳しめに見た自分のビジネスと投資信託の期待利回りを比較して、自信を持って取り組みたいところです。

 

ちなみに、僕はある会社の起業と解散を経験し、いったい解散にはどれほどの費用と手間がかかるのだろうかと戦々恐々とする日々を過ごしていた事があります。

 

結果的に、起業の手続きを経験していれば、廃業の手続き的には分からない事はあまりなく、ただ20万円ぐらいのお金が廃業の為にかかると後になって知りました。と、経験からアドバイスするのみです。

 

新型コロナのピンチをチャンスにと考えて、起業をしようと思っている方がいらっしゃるかも知れませんが、なるべく知り合いに頭を下げて出資金を募って、むかしの基準を参考にしてしっかりと資本金を確保する事を教訓としてお伝えしたいです。

 

蛇足ですが、僕は人に頼らず100万円以下の資本金で会社を作って、当初から廃業までの数年間、銀行からの融資を受けられなかったので、結果的に傷は浅かったです。何かの参考になれば嬉しいです。

 

 

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